2010年12月14日

アンリ式ブレインダンプ

願望の実現を求めている間は内観は出来ない。
内観はすべての基本であり、内観をせずに願望を持っても実現しないか、逆に願望と反対のことが実現してしまう事もある。
様々な願望はあるだろうが、まずブレインダンプで書き尽くして、ひとまず頭の中からアウトプットすることである。
内観の目的は、あくまでも「本当の自分を知る」ことである。
結果として、悩みや病気の解消、運勢向上、また願望も叶いやすくなる。
だが、それらはあくまでも副産物であり、それを求めて内観してもうまくいかない。
内観に何かを求めることを、禅定で「餓鬼禅」と呼ぶ。

ナポレオン・ヒルの成功哲学を原点とする従来の成功哲学は、明確な願望や目標を強く持ち続けるというものだった。
これは一種の念力で願望を実現するという方法で、欲望・執着・信念といった幽界的想念であり、幽界の作用を強く受けるものである。
息を吐けば自然に入ってくるように、捨てれば(手放せば)入ってくるという法則があるが、願望も諦めると(忘れると)叶うのである。
但し、叶って良い願望と叶ってはいけない願望、或いは時期が来るまで叶ってはいけない願望があり、それは自然に任せることが大切である。
また、願望を諦めた後で、結果を期待したり気にしたりするのは執着が残っている証拠なので、以下の項目を再チェックして頂きたい。

内観の動機が願望から生まれていないか
http://world888.seesaa.net/article/161424081.html
何も期待しないで内観を始められるか
http://world888.seesaa.net/article/162996106.html

『水からの伝言』の著者として有名な江本勝氏は、船井幸雄氏が主宰する「にんげんクラブ」の会報誌の中で次のように述べている。

「シンクロニシティなるものは、何も期待せず、ただ粛々と、毎日を自分の使命に沿って生きている者に対して、神がそっと配剤をしてくれるものなのでしょう。
そう、何も期待しない、欲しがらない、そんな心境でいるとき、私たちの心は質量の無いゼロ磁場になるのだと思われます。
そしてその時に初めて、私たちは情報の世界と言われる5次元世界に自然にアクセス出来るのでしょう。
そして同じ心・周波数を持った人との交信が可能となり、いわゆるシンクロニシティーが起きるのだと思います」


森田健氏は著書『自分ひとりでは変われないあなたへ』の中で、次のように述べている。

私はあるセミナーで「あなたは何が欲しいですか?」と聞かれ続けたことがあります。
何が欲しいですか……、何が欲しいですか……。
私は物質的欲求から始まって、精神的な愛にいたるまで答え続けました。
しかし答えた言葉はなぜか空虚な空間をただようのです。
それでも執拗に聞かれ続けました。
何が欲しいですか……、何が欲しいですか……。
そして何も答えられなくなってしまった私に気づきました。
私がほんとうに欲しているのは、言葉の世界ではなかったのです。
××ですと規定するものではなかったのです。
それからしばらくの間、私は何も欲しなくなりました。受身的でいいと思ったんです。
願えば叶う世界は確かにあるでしょう。
しかしそれは目標、努力、信念といった囚われた世界ではないでしょうか?
その世界では確かに実現をするでしょう。
しかし生命エネルギーの増幅はなかったのです。
ニューサイエンスの世界にこんな仮説があります。
一つ上の次元では最低スピードが光速で、最高スピードが無限大である。
最高スピードにするためにはエネルギーをゼロにしなければならない。
もしこれが本当だとすれば、私たちの住む世界とは逆です。
私たちの世界ではエネルギーを入れれば入れるほどスピードは上がります。
しかし一つ上の世界では逆だというのです。
それでも最初だけエネルギーが必要です。
ロケットを飛ばす方向性が必要だからです。
××という欠点を直したい、××さんとの関係を改善したい、
そういう目標は一度だけ持つ必要があります。
でも一度持ったら、あとは自然に任せてしまったほうがよいのです。

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ある調査によると、人間の夢や願望を金銭に換算すると平均10億円だという結果が出ている。
それを暴いて明らかにする事がブレインダンプである。

『凡人の逆襲(オーエス出版)』等のビジネス書を出している、株式会社インプロビック社長の平秀信氏は、億万長者に成る方法として「ブレインダンプ」を勧めている。
ブレインは「脳」、ダンプは「メモリー表示」、ブレインダンプとは一言で言えば「脳の整理」で、ビジネスマンに関わらず誰もがまず最初にやるべきことで、これをやらずに内観どころではない。
このエクササイズを月に1〜2回行なう事で脳に詰まっている情報を掻き出し、今すべきことが分かるようになり、あらゆる面で能率が上がり効率的になる。
人間の自我、或いは深層意識には欲望や願望、心配事や気掛かりな事などが渦巻いている。
ブレインダンプの最大の目的は、頭の中の情報を全て吐き出すことであり、平氏と主旨は少し異なるが、私なりに多少アレンジしたものを紹介しよう。
パソコンの場合はエクセルかワードに書き出し、パソコンがなければノートに書き出して頂きたい。


【ステップ1】

欲しい物ややりたい事、行きたい所、小さな目標から大きな夢、低俗で醜悪な欲望から空想的な理想まで全部書き出す。
普通の人は10個くらいで止めるが、ブレインダンプでは、これ以上欲望はないというところまで出し切らなければならない。
また、自分の事だけでなく、家族や他人にしてあげたい事、社会に対してしたい事も全て書き出す。
本来、書き出し作業は「夢の100リスト」などと呼ばれている願望実現のメソッドだが、意識して欲しい事は、願望実現の為ではなく「欲望を掻き出す」という目的で行うことである。
願望を潜在意識に強くインプットする為ではなく、アウトプットするのである。
「百八の煩悩」という言葉もあるように、最低100個は書き出す(掻き出す)ことである。
100個も書けないという人がいるが、些細な事でも良いので、無理やりでも100個を書き出すことだ。


例:
・年収を10億円にする
・骨格を完璧に矯正する
・エジプト旅行に行く
・ベンツを買う
・フェラーリを買う
・プライベートジェット機を買う
・プール付きの家を買う
・親を温泉旅行に連れて行く
・借金を完済する
・100人の美女と友達になる
・ベンチプレスで100kgを上げる
・体脂肪率を3%まで下げる
・ブランドの服を買う
・本を出版する
・島を買って国を造る
・世界のVIPと対談する
・財団に10億円寄付する


【ステップ2】

自分が今やらなければならない事、人に返さなければいけない物、細かい事から大きい事まで全て書き出す。
こんな小さいことまで書かなくてもいいではないかと思うことでも、脳が枯渇するまで絞り出さなければいけない。
今日やらなければならない事に関しては、メモ帳や携帯メールに書き出した方が良い。


例:
・トイレ掃除をする
・会計士に電話する
・夕食の材料を買う
・友人に本を返す
・車の中を掃除する
・ブログを書く
・本を20ページ読んでノートを取る
・新しい商材を1時間リサーチする
・午後20時から観たいTV番組を視る


【ステップ3】

ビジネスマンではない人はステップ4に跳んでも良いが、ビジネス以外でも何か企画や計画があれば書き出して頂きたい。
今現在考えているビジネスアイデアを全て書き出す。
まだ考案中のものから、既に動き出しているものまで全て書き出す。
具体的な事でなくても少しでも頭で考えている物があれば、大まかでも全て書き出す。
儲かるか儲からないかは関係なく、ただ頭にあるアイデアを書き出す作業に徹する。



【ステップ4】

※借金のない人は、ステップ5に跳ぶ。
借金がある人は、どこからいくら借りているのか具体的に全て書き出す。


例:
・住宅ローン1500万円
・サラ金(アトム50万円、プロレス50万円、アイスル50万円)
・友人(A氏100万円、B氏50円、C氏800円)
・銀座のクラブ1億2345万6789円


【ステップ5】

ステップ1〜4まで書いた紙を見て「これが自分の脳の中身か……」と、口に出して呟く。
そして、まずステップ1のリスト表を見て、実現させたい順番に並べ替え、
「個人的な願望」「自分の周囲に関する願望」「地球的な願望」がいくつあるか数える。
これは少し大変な作業になるが、自分を知る上で重要な作業となる。
次に、ステップ2のリストを見て、やらなければならない事から順番に並べ替える。
ステップ3・4に関しても、優先順位に従ってに並び替える。

ステップ3は、一番利益が高い物、確実に儲けれる物から順番にリストにする。
ポイントは、一番利益が出て成功率が高いもの順。
経営指導の神様・船井幸雄氏は次のようにアドバイスしている。

@心の底からそれをやりたいか?
Aそれは世のため人のために必要なことか?
Bそれをやる人たちは喜ぶか?
C成功させ、採算も合うか?
D失敗したら全責任が取れるか?



出来れば、月に一度くらいのペースで全てのリスト表を再チェックし、加筆修正や削除を行なうと尚良い。
「ステップ1」に関しては、優先順位が変わったり、書いた事が実現していたり、どうでもよくなっている事があったりする。
今日やらなければならないことのリストは日々のチェックが不可欠な作業となる。
外出先で思い付いた事や気付いた事はすぐに手帳や携帯メールに入力して保存し、帰宅後、ワードやノートに追記する習慣を付けることも必要だが、意識さえあれば簡単に実行できることである。

平氏は次のように述べている。
『「へー、興味深いエクササイズだね」
なんて屁理屈を言う前に、まずは今すぐやってみて下さい。
数時間後、面白い事になっていると約束します。
これをやる人とやらない人では年収に18倍以上の差が付きます。
数ヶ月後には数百万円の売り上げを上げる事ができていると確信します」


私はブレインダンプだけが原因と思わないが、これを実行した頃に始めた事業で、半年で3億5000万円の売上げを上げた。
ブレインダンプは一種の「目標達成マニュアル」だが、重要なことはステップ1とステップ2であり、特にステップ2を日課にすることで、気になっていることや心の中のモヤモヤが消え、それによってストレス度やヤル気や能率に雲泥の差ができることが実感できる。
これはやってみれば分かるだろう。
また、ステップ2の今日やることリストには、もちろん今日の日付を入れるが、それ以外のことにも予定年月日を書き込むことが重要なポイントである。

尚、平氏は次のように教えている。
「まずは、目の前にある自分が出来ることから具体的にやってみる。
今の仕事が将来本当に役に立つ時がきます。
だから、今の仕事をしっかりとやることから始めて下さい。
億万長者になるのは、本当に本当に、簡単なことなのです。
当たり前のことを、当たり前にすればいいのです」


ステップ2の延長にカテゴライズされることで、「何をすべきか」をまず考えることをアリオンは勧めている。
以下に示す8つのテーマを、「ステップ2」の項目のところに写してもらいたい。

「特にあなたがた日本人は先祖代々受け継いできたモノ(力と言っても良い)を、新世紀に失うか、どうかの瀬戸際にあるので、頑張ってほしいと思う。
日本人、日本という言葉が歴史書だけの記録ともならない為にも。
その為に、何を具体的にするか?
あなた方、ひとりひとりが次に挙げる事等を真剣に考えてみてほしい。

@明日、死ぬとしたら、今、何が大切なのか?
A政治や経済から目を背けず、何が行われているか見張る
Bたった1人の実行でも理想は現実となる
C他人にも自分にも正直であること
D嘘と方便は異なる、嘘は相手も自分も活かさないが、方便は活かす為にある
E自分と自分の身内だけ良ければいいという考え方が、この日本を駄目にした
F当たり前のことを当たり前と言えない、表現できない社会を作るな
G自分と呼ぶ個体は、この世界中に満ちている

流言飛語に惑わされずに生きる為には、自分の歩く方向に自信を持たなくてはならない。
その為に、一瞬一瞬を精一杯生きることを目指して欲しい。
あなた方に出来ることは沢山あるのだ。
まず、あなたから今までの考え方や生き方を検討してみてほしい」


カオス理論で「バタフライ効果」というものがあり、初期条件の僅かな差が時間と共に拡大して大きな結果をもたらすことがある。
コンピューターのシミュレーションでは、北京で蝶が羽ばたいた空気振動が、ニューヨークでハリケーンを起こす事も有り得るとされている。
この原理に従えば、アリオンが提示する事のたった1つを、1人が実行しただけでも世の中が大きく変革する可能性も理論的には有り得ることになる。

「たった一人の実行でも理想は現実となる」

人間は死ぬ間際になって初めて、人生の様々な場面でやりたい事が出来なかったことを後悔する。
だが、その事を多くの人は、死期が近付くまで気付かずに死んでいく。
だから、ブレインダンプをする必要があるのだ。
そこに、アリオンの言う「明日、死ぬとしたら、今何が大切なのか?」というテーマがある。

しかし、その死ぬ間際に後悔する「果たせなかった願望」が、自我から生まれた小さな自己欲ではつまらない。
今、生きている内に、最高レベルの快感を追求した高次の大欲をもって進むべきだ。

「そなたはまだ欲があるぞ。欲を、小さい自分ばかりの欲を捨てなされ。
そしてマコトの大深欲なりなされよ。その気持ちさえ動いてくれば、何事も見事成就するぞ」

(日月神示)

「自分と自分の身内だけ良ければいいという考え方が、この日本を駄目にした」
(アリオン)

サイババも同様のことを語っている。
「死をいつも心にとめておきなさい。
そうすれば多くの善行を積み、多くの悪事を避けることができる」


仮面ライダー電王に変身する良太郎は、不運続きの人生を送るひ弱な少年だが、自分は不幸でも、せめて他人を不幸から救いたいと願っている。
ある時、突然イマジンに憑依されて仮面ライダーとなった。
イマジンとは、未来からの侵略者で、実体を持たないエネルギー体だが、現代の人間と契約することで実体化する。
そこで、良太郎と契約したイマジンが、他のイマジンの陰謀を阻止すべく、良太郎に乗り移って電王となる…というストーリーだが、詳しい話はさて置き、良太郎が変身するのに必要なことは、変身ベルトを着けることだけだ。
CMでも「僕に出来ること」と言って、変身ベルトを着けるシーンがある。
そして実際に戦うのは、良太郎に憑依したイマジンなのだ。

電王のストーリーは、日月神示を彷彿させる。

「この世のことは神と臣民と一つになりてできると申してあろがな、早う身魂磨いて下されよ。
神かかれる肉体沢山要るのぞ。
今度の行は心を綺麗にする行ぞ、掃除出来た臣民から、よき御用に使って、神から御礼申して、末代名の残る手柄立てさすぞ。
神の臣民掃除洗濯出来たらこの戦は勝つのぞ」


「本当の自分を知る」という目的に集中する為には、まずそのステップとして心(脳)を整理・掃除する「ブレインダンプ」が効果的である。
あまり難しく考えずに、一通り実行し、特に「ステップ1」を徹底的にやってみてもらいたい。
posted by アンリ・クリスチャン at 22:50| Comment(3) | 第4章「ネオデジタル内観」実践法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素晴らしいです☆
Posted by 真薩供 at 2010年10月20日 21:39
ようやくリアル実践編突入という感じです^^
Posted by アンリ at 2010年10月21日 18:57
はじめまして。

わたしも大変興味が
あります。

これからも楽しみ
に読ませていただきます。

m(__)m
Posted by トロワ at 2010年11月04日 19:26
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