2010年03月31日

すべては「単純明快」な気づきから始まる

『絶対変革』より↓↓↓↓↓


あなたは何のために生まれて、そして死んでいくのか

「ほんとうの自分自身」を知り、そして自由になることは、単純明快な気づきから始まる。
自己発見の第一歩は「過去の自分」との決別からです。
「ほんとうの自分」を発見するプロセスは、たえず新しい単純明快な気づきによる出会いからです。
決して過去から持続してきたものではありません。

気づきとは、ほんとうのことを発見することです。
ボケてごまかす人生、ウソで固めた人生を送りたかったら、気づく必要はありませんし、気づきなどに関心を持つこともないでしょう。
また、何ら人生に疑問を持つこともなく、ただ面白おかしく生きたければ、絶対に気づくことはありません。

私たちは、何のために生まれ、老い、病気をして、そして死んでいくのか?
いったい何をすればいいのか?
何が真実で、何が調和的なのか?
何が偽りで、何が歪みや混乱の元になるのか?
こうしたことを真剣に考えるとき、内から真実を究明したいという欲求が生まれるはずです。

この欲求は、いまの自分に分からないことや、自分にないものを他から手に入れようとする願望でもあります。
必然として、時間とお金をかけて入手しようとするはずです。
人によっては、この願望は宗教や精神世界に足を踏み入れるきっかけともなります。

そして、新たな知識を取り入れ、超能力とか、悟りとか、解脱とかに強い関心を持ちながら体験を重ねていこうとします。
しかし、ここが「真の気づき」を体得できない原因の一つとなり、脱線する要因にもなってしまいます。
精神世界のさまざまな知識や現象は、一つのとらわれに他なりません。
そうしたとらわれ、何かに固執した考えになると(当人は、自分は固執している思考だとは決して思わない)、すべてのものごとを限定した偏った見方で見るようになってしまいます。
現実をしっかり見極めることができなくなってしまうのです。

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自己発見の第一歩は「過去の自分」との決別からと言われても、漠然としていて分かりにくい。
そこで私は次のように解釈してみた。

人体を構成する細胞は常に新陳代謝をし、脳細胞や骨細胞も含めて周期的に入れ替わっている。
つまり、「自分」という肉体は常に生まれ変わりを繰り返し、普遍的な存在ではないのである。
代謝サイクルに最も時間が掛かる骨でも、成長期の子供で半年〜1年、
成人でも約3年で骨組織の全てが生まれ変わると言われている。

「3年前の自分の肉体は完全に消滅している」という事実を考えれば、「自分」という存在は肉体ではない「意識」だと考えざるを得ない。
だが、その「意識」でさえも、不変のものではないとしたらどうだろうか。

アーリオーンは次のように言っている。

何もかも移り変わってゆく中で、「自分」という意識だけは置き去りにされてゆく、と思っている人は多いが、この意識自体が本当は移り変わっている事に気づかない。
万物流転の法則に逆行するものは、何一つ無い。
「私」という意識は、本当に不変なのか?
5歳の「私」と20歳の「我々」、30歳、40歳の「私」の共通項は何か?
人間の五感すら変化してゆく、育ってゆく。
そういった万物流転の法則の中で不変なものはあるのだろうか?

人は、「私」という意識が不変であるという事を信じたい、と思っている。
「私」すら変化してしまうのであっては、どこに基準を置いて良いのか分からない、と思っているからだ。
こうして人は自分自身の存在に思いを馳せ、その思いの中の普遍的な部分を論理体系化し、哲学、或いは宗教という名前で分類してきた。

こうした普遍化された「思い」の体系も、見直しを迫られている。
それは、何故だろうか?
論理化、体系化されてきた「思い」の基盤となる人間の生活基盤自体が崩壊し、普遍化という名前が陳腐なものになろうとしているからだ。


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通常、意識は無形の存在だと考えられているが、意識の正体は「素粒子」だという事が分かってきている。
素粒子は物質を構成する最小単位の粒子的だが、同時に波動的な性質を持っている。
つまり、物質(素粒子)は波に還元され、波から素粒子が生まれるという生滅を繰り返しているのが宇宙で、意識と物質は同一のものであり、万物が同じもので構成されていることが分かる。

釈迦はそのことを頭脳で理解したのではなく、心で悟ったのである。
これが「宇宙即我」「天人合一」の境地である。
釈迦は現代の量子力学以上の科学者だったのだ。
宗教とは「宇宙を示す教え」と書き、本来は宇宙学なのである。
故に、科学と宗教は同一のものだが、デカルトが提唱した「物心二元論」により、物質を扱う科学と、心を扱う宗教とに二分化されることになった。
科学は心を無視するが故に暴走し、心は見えない世界だけに宗教も暴走してきた。
両者は再び統合する時代を迎えようとしているが、それは1人ひとりの認識に懸かっていると言えるだろう。

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釈迦はこのように説いている。
「人間というものは、『常に移り変わっているもの』を『永久に不変のもの』と錯覚する事で執着を作り出している」

山本健二氏が問う「何のために生まれ、老い、病気をし、そして死んでいくのか」は、釈迦が説いた四苦「生老病死」だが、その四苦を克服するのが内観である。

「老」「病」「死」は「生」から生まれ、この世に生れてきたこと自体を「苦」だと説いた釈迦の真意は……決して悲観的なものではなく、「苦」を直視し、諸行無常の真理を悟り、今の楽しみや苦しみは永遠(実在)のものではなく、目の前の現象に囚われてはいけないという事である。

釈迦は、この四苦に更に四つの四苦を加えて「八苦」と呼んだが、それを滅する方法として「八正道」を説いた。
八正道とは、正見・正思・正語・正行・正命・正精進・正念・正定の八つの正しい道だが、それを知ったからといって悟れる訳でもないし、私も難しい仏法を解説する気は毛頭ない。

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では、釈迦は何故わざわざ「八正道」などを説いたのだろうか。
それは、内観をする為のアドヴァイスのようなものだと思えば良い。
中でも重要な事が、第一に記されている「正見」で、「自己中心的な見方や偏見をせずに中道の見方をすること」という意味である。
つまり、山本健二氏が教えている通り、「価値観や先入観を捨てて現実をしっかり見極める」という事なのだ。

八正道は八苦を克服し、輪廻を解脱して涅槃に至る為に説かれた道だが、残り七つは意識的な努力を心がけても意味がない。
意味がないというのは、それによって人間が本質的に変わる事はないという意味である。
残りの七つは、「真の気づき」「真の自己発見」によって自然体に発露するようになる。

「何が真実で、何が調和的なのか?」「何が偽りで、何が歪みや混乱の元になるのか?」という事も、内観によって知ることになる。
「いったい何をすればいいのか」という使命を悟るのも、「何の為に生まれて来たのか?」を知る必要があり、「明日、死ぬとしたら何が大切か?」を問いかける必要がある。

人は生まれてくる前に、「使命」を決めて生まれてくると言われているが、それ以前に万民に与えられた課題が「真の気づき」「真の自己発見」、即ち「内観」なのである。
「本当の自分」を知らなければ使命を知る由もなく、「本当の自分」を知ることが最優先であり、この世に生を受けた「第1の目的」はそこにあると言っても過言ではない。

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「心の学校」の佐藤康行氏も次のように述べている。

【人生の目的を問う】

「根本から問い直す――――人生にはそういうことも必要です。
何の為に勉強するのか、何のために仕事をするのか。何の為に生きるのか。
その解答を点検して生き方に反映されていく。
それが真我に近づく第一歩になります。
車を運転する時、必ず目的地を意識します。
そうでなければ、車は運転できません。右に曲がる、左に曲がる、直進する。
その判断の背景には目的地があります。人生も同じです。
それがわかって初めて生き甲斐も出てくるのです」


【真我に目覚めやすい人】

「早く真我に目覚める人は、大きく分けて二つのタイプがあります。
一つは、悩みや問題を抱え、解決したいと強く願っている人たち。
もう一つは、人生の意味や、自分の存在価値を求め、『自分探しの旅』をしている人です。
きっかけは悩みの克服でも、自分の価値を見つけるのでも、どちらでもいいのです。
きっかけをつかんで真我を体感し、体得できれば、それまで自分の歩んできた行程はすべて意味があったということになります。
いま大きな悩みや苦しみを抱えている人は、『ちょうど良かった』と思って、勇気をふるって、『真我の開発』に取り組んでみてください。
それがすべてに勝る解決策になります」
posted by アンリ・クリスチャン at 20:46| Comment(16) | 第1章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アリオンって閣下の紹介で初めて知りましたが、オコツトが科学からのアプローチを取るのに対して、それ以外を網羅しているようですね。
オコツトの言葉は理性に訴えてくるのですが、アリオンの言葉は意識を揺さぶってきます。
閣下の言葉は存在に投げかけてきますね。
Posted by オクト at 2010年04月01日 16:36
存在に投げかける…とは、難しい表現ですね^^;
どんな感じなんでしょう?
Posted by アンリ at 2010年04月02日 22:42
オコツトは理性の研ぎ澄ましを促進させ、アリオンは人間性の覚醒を呼び起こします。
閣下の言葉からほとばしる人間としての存在感は、私の存在を浮きだたせていきます。
行動を後押しする・・・・そんな感じですか。
私にとっての閣下は、マニ教徒にとってのマニ、ニーチェにとってのツァラツストラ・・・・そんな感じです。
とどのつまりは尊敬しているということです^^
オコツトやアリオンに『尊敬』の念は沸かないので。
Posted by オクト at 2010年04月03日 06:51
有り難う御座います。
より一層、文章力に精進したいと思います。
Posted by アンリ at 2010年04月04日 19:54
あら、わたしの生家も曹洞宗です。
道元ですね。
禅宗。
正法眼蔵で今、検索したら正剛ちゃんが出てきました。
大好き、正剛ちゃん。
大いに参考になりますよ。

でも、何か違いますね。
では、高校までに読んだ小説で印象に残っているのは?
Posted by オクト at 2010年07月22日 16:06
本当にいろいろ詳しいですね。
小説はミステリーものばかりでしたが、京極夏彦の「鉄鼠の檻」かな。
Posted by 破地獄の種子 at 2010年07月22日 16:18
破地獄の種子さん・・・・ダメ・・・合わん。
京極夏彦???
ち、ちなみに てつねずみのおりって読むの?
それって、どんなストーリーですか?
Posted by オクト at 2010年07月22日 16:23
そりゃ簡単にはあいませんよ。
「てっそ」と読みます。犯人は誰だものです。
Posted by 破地獄の種子 at 2010年07月22日 16:48
なんか妙に説得力のある方ですね・・・

それよりなぜにアクセス数が上がってるのですか?
なんか不自然ですよね?
まるで神仙組を監視しているネットワークがあるかのようです。
わたしと閣下の関係って、理解されにくいですよね?
Posted by オクト at 2010年07月22日 17:31
そうなのですか。普通の人には理解できないでしょうね。
Posted by 破地獄の種子 at 2010年07月22日 17:57
だめですよ、破地獄の種子さん。
教えてくれていないです。
閣下とわたしの分断を結合したのは、クレイドルで中でも、FEAR OF THE DAKでした。
この曲がなければ、閣下との繋がりはあいまいなままだったと思います。
それは閣下も認めていることです。

この曲をどう思われますか?
Posted by オクト at 2010年07月22日 18:22
オクトさんも好きなのですか(驚)
ヴァンパイアメタル!閣下のデス声は凄そうですね。
メタルのノリは好きなのですが、デス声のレベルまで達していません。
もう少しソフトなのから入ってます。

最近はさらにソフトにスクリーモ系の中でfinchやdeftoneぐらいで落ち着いてます。
Posted by 破地獄の種子 at 2010年07月22日 20:59
わたしは基本的にハードロックです。
でもきっかけがないとなかなか新しい音は入ってこなくなります。
クレイドルは閣下に洗脳、洗聴?された結果はまってしまい、FEAR OF THE DARKだけを聴いています。

deftone minervaは好きな感じかもしれません。

映画「マリー・アントワネット」のサウンドトラックは大体、全曲好きです。

音楽の好みはそれほど合わなくもないかもしれませんね。

しかし、言葉に対する感覚みたいなものは似ていると感じているのですが・・・

そうそう、さっき正剛ちゃんとこからコピーした道元の正法眼蔵の・・・

七 五「出家」。道元は53歳の8月に入滅した。あれだけの大傑としては、早死にであろう。遺偈は「五十四年、第一天を照らし、趺跳(ふちょう)を打箇して大千を触破す。噫、渾身もとむる処なく、活きながら黄泉に陥つ」というものだった。


なんか、破地獄の種子さん的ちゃいます?
Posted by オクト at 2010年07月22日 21:37
そう!ミネルヴァはいいですよね。
西行の和歌が好きな時点で似ていますね。

難しい単語が多いですが、「蝕破」「活きながら黄泉に陥つ」なんかいいです。
Posted by 破地獄の種子 at 2010年07月22日 21:50
破地獄の種子さん!!
ずばりそうでしょう!!
あなたは出家した霊的過去があります!!

それも西行・道元並みです(バンザ〜イ)
Posted by オクト at 2010年07月22日 21:54
やはりそうですか。
鉄鼠の檻も坊さんの話なのです。何か惹かれる感はあります。
Posted by 破地獄の種子 at 2010年07月22日 22:20
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